お雛様・・・続き
娘は小さい頃からお雛様が好きではなくというか、怖い!怖い!と言って、私が飾っても近づいてはきませんでした。今でもあまり好きではないかも?お人形の顔がリアルに見えるらしく、特に「あのじじい、怖い顔してるもん」と言っていました。そのじじいこと右大臣。じゃなかった左大臣。私はずーっと右に居るのが右大臣。左に居るのが左大臣だと思ってたんです。違うんですね、天皇側から見るのですから全くの間違いでした・・・。(いい年して恥ずかしい)
「少し白酒召されたか、赤いお顔の右大臣?」という歌詞はどうやら間違いらしく、赤いお顔をしているのは左大臣という訳です。
この時代、左大臣は右大臣よりも格が上だったらしいのですがく(お人形を見ると、確かに年齢的そうですね)・・・。では何故左が右よりも格上?
天皇はいつも南向きに座り、向かって左側(東)に左大臣、右側(西)に右大臣がいます。左(東)は日の昇る方角であり、日の沈む方角である右(西)よりも格上という説があります。
ではでは、「左遷」「左まえ」という言葉もありますが・・・。他には「右にでる者はいない」「右うで」も・・・。
逆に「左うちわ」というのもありますね。
中国から受けた影響も大きいらしいのですが、その中国もその時代・時代によって右・左どちらが上かは違っているようです。ただ縦書きの中国では官位を記す際、右から左に書いていくので、位は左にいくほど下がっていくことから、「左遷」というのでは?とのこと。
お雛様からふとした疑問に思って調べると、なかなかに奥が深い・・・。
コメント
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3 コメント
なるほど、勉強になります。
ありがとうございます。
恥をさらして怒られそうですが、今年の我が家のお雛様は
テーブルの上に並べられているんですよ。
奥様がお疲れで、旦那は出張でいないし、帰ってきても休日無しで仕事だから
あてにならないしで・・・
それでも、やはり出さない訳にはいかないと思ったんでしょうね。
申し訳ない・・・
走れ!メタボ様
たとえテーブルの上でも、毎年欠かさずお雛様を並べているんですから、奥様は偉い!
私は去年、パスしました・・・。
娘もいないし、とか言い訳したりしてね。
7段を飾るには気合がいるんです・・・。
今となってはガラスケース入りでよかったかな? 女将
わかりますよ。
以前は、飾る台は私が組み立てていたので・・・
でも、いないことが多く、あてにされなくなり・・・