読んでみて下さい
3人に1人はがんで死ぬといわれているが、医者の手にかからず死ねる人はごくわずか。中でもがんは治療をしなければ痛まないのに医者や家族に治療を勧められ、拷問のような苦しみを味わった挙句、やっと息を引き取れる人が大半だ。現役医師である著者の持論は、「死ぬのはがんに限る」。実際に最後まで点滴注射も酸素吸入もいっさいしない数百例の「自然死」を見届けてきた。なぜ子孫を残す役目を終えたら、「がん死」がお勧めなのか。自分の死に時を自分で決めることを提案した、画期的な書。
と本の裏に書いてあります。
「私は、特別養護老人ホームの常勤の配置医師です。この配置医師という行政用語はすごいと思います。まるで、富山の置き薬のようです。」
から始まります。
現役であり、たくさんの看取りをしてきたその言葉は、「えーそこまで言っちゃっていいのー」と思えるほど、時に乱暴ではあるけれど、とても説得力があります。
エンディングノートなど、注目を浴びていますが、その前の段階。自分で自分の存在がわからなくなって壊れかけた時、最後は自分をどうして欲しいのかを考えるいい機会になった本です。
是非、お勧めします。
コメント
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4 コメント
いつもお世話になっております。
うちは夫婦で、もしもの時は延命処置はしなくて
良いからと、お互いに言っています。
自分の親にも、意志を確認しておかなければと、
思っているところです。
走れ!メタボ様
お世話様です。
そうなんです。つれあいさんとこの本を読んで、改めて意思を確認し合いました。
けれど、親にはなかなか話せませんね・・・。
やはり若くて元気なうちに話しておくものだと思います。
話は違いますが、最近もしもの写真(?)も意識するようになりました。 女将
幻冬社ね。読んでみよう。
あっという間に死ぬ心臓麻痺は、心残りもなくてつまらない死に方だと言えますね。
ガンはいいと思います。
人間性が出ますね。そういう意味では、自分が怖い〜。
アルキメデス様
どんな最後が一番いいかはわからないし、選べないけれど
象のようにいつの間にか、いなくなるっていうのもいいなー・・・。
「老い方」も今まで生きてきた自分がはっきり出るなーと
つくづく思います。
これも人間性?自分が怖いパート2 女将