思い出探し
「勇払に来ない?」と83歳の母に声を掛けたのが、去年の秋。
ずーっと前からお義父さんもお義母さんも、「お母さん、呼んだら?」って言ってくれて・・・。
ほんとうにこの優しさがありがたくて、ありがたくて・・・。
きっと誘っても、ためらうだろうなーと思って声を掛けると、意外にも本気で考えてくれました。きっとそれだけこれからのことが不安で不安でたまらなかったのかもしれませんね。
「勇払に住む」と決めてから、年が明けて実家の片付け。
そして今、私にとって新たな「実家」になり母にとっての住みかを、一家揃って手作りでリフォームしています。
札幌の実家へはここ毎週出向き、あちこちの片付けをしているのですが、色々なお宝が出てきます。(残念ながら金目のものはみつかりません・・・)
兄3人のそれぞfれの「母子手帳」。もうセピア色していて、紙も朽ちています。
父の危険物取得の免許証。写真を見ると、若い頃はなかなかいい男でした・・・。
両親ともに共稼ぎだったので、小さい頃学校から帰って来ると親は居なくて、お菓子は南部の漆塗りの小さなお菓子入れに入っていました。そのお菓子入れは今も健在でした・・・。
などなど、疲れを感じるどころか、私にとっては思い出探しで、とてもいい時間でした。
来週、27日は兄の三回忌。そしてあくる日が母の引越しになりました。
お世話になった方達とお別れの挨拶をする度、「淋しくなるねー」と言われ、母もどんどんその時が来ることを実感し、体が小さくなるよう・・・。
高齢になり、長年住み慣れた札幌を去るのですから、その淋しさも私が考える以上のものでしょう。
これからの時間、母にたくさんの笑顔でいてもらえるように、私ができること。
無理せず、自然体でと思っています・・・。
コメント
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お母様が勇払の娘さんのお近くに住まわれるとのこと、本当に良い決心をお母様ご自身もされたと思います。ご主人様はもとより、御義父母様に感謝、感謝されている女将さんの笑顔が目に浮かびます。
実娘はなかなか厳しいことも母に向かって言う(笑)けれど、お互いに<ありがたいな~>と思う事が多くありますよ!
お母様の勇払での新生活も健やかなものになりますように、城陽よりお祈りしております。 知子
坂口様
ありがとうございます!
そのお言葉で元気がでます。偶然にも今回の震災を見て、この決断は間違いがなかったし、よかったのだと思っています。
いつも温かい坂口様のご家庭を見るにつけ、心が和みます。
見習って私もがんばります!!! 女将
良かったね! (^_^)
お母さんは娘のところが一番です。上のお兄さんも下のお兄さんも、そして亡くなられたお兄さんも『いや〜妹にまかして良かったわ!』と言っているのが聞こえます。
お兄さんに、よろしく!
こちらは計画停電が続いています。毎朝の日課が停電時間の再確認となっています。
昼の停電は未だしも、夜の停電は・・・街灯、信号機、あらゆる物が街から消えてしまいます。夜空の星はきれいに見えますが・・・・。
妻は『戦時中のようネ!』と・・・えっ、いくつだったの?
私は、戦後生まれです、ハイ!
ISS様
今日は母の誕生日で、デーサービスのお別れ会。
来年の誕生日からは、一緒にお祝いができます。
来週からは次の乗り換え列車に移って、新たな出発です!
計画停電。想像がつきませんが、おそらく音のないしーんとした世界なんでしょうね。
夜の停電の間は、みんな何をしているのかな?
電気やさんでは、充電式のラジオがとても売れているらしいです。
さっきは青森あたりでの地震。どんどん北へ移動してきたらどうしよう・・・。 女将